|どうしてパティシエに?|
幼いころ経験した「喜び」を仕事に。
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短大在学中、「就活どうしようかな」と考えてた時期によみがえったのが、幼いころの記憶。母の趣味がお菓子づくりで、家でよくシュークリームとかつくっていました。カスタードクリームを炊いたりシュー生地を焼いたり、いま思うとけっこう本格的で。お手伝いしてて、シュー生地がふわっと上手にふくらんで、おいしくできて、家族みんなが喜んでくれたことがとっても嬉しかったことを思い出しました。そういう「モノづくりの喜び」を仕事にできたらいいな、だったらパティシエをめざしてみよう、ってなったんです。
|学校選びのポイント|
夜間部でも "実習重視" の学校を求めて。
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商業系の短大だったので「プロになるにはちゃんと専門学校で勉強しないとダメだな」と思い、卒業したら製菓系の専門学校に入ろうと決めて探しました。パンフレットなど資料も取り寄せ、何校かに絞りこんで体験入学に行ったり、学校見学に参加したり。
学費を自分で貯めてから行こうと思っていたので、最初から働きながら通える夜間部にしようって決めていたんですが、重視していたのは「本格的な実習ができる」こと。どうせならいろいろな技術を修得したかったんです。東京製菓学校に決めたのは、アメ細工やショコラなど「夜間の学校でもここまでやれるんだ」ってくらい実習に力を入れていると感じたから。何回も通って実際の授業をみたり、説明を聞いたり、体験入学での先生方の教え方なども目にして「やっぱりココしかない!」って思いました。
あと、家からのアクセスが良かったこと、入学後に昼間のアルバイトを紹介してくれるサポートがあるというのもポイントになりました。
|入学してみて…|
先生がつきっきりでみてくれる安心と充実度。
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短大を卒業後1年間アルバイトを頑張って、学費を貯めてから入学。東京製菓学校での学生生活はとにかく「楽しかった」のひとことに尽きます。週3回の授業が本当に充実してました。昼間部に比べて年齢も少し高めだったせいもあるのか、みんなすごく授業に集中してて「勉強しなきゃ」っていう熱がありました。明るいんだけど、緊張感がある。いつも心地よい雰囲気で勉強できました。
あと、何と言っても専任の先生がいるのは大きなポイントでした。いつもつきっきりで、一緒にいてくれる時間が長いぶん、気になることは何でも気軽に聞ける。「勉強しにきてるぞ」っていう実感はかなりありましたね。いろいろなお菓子が学べるし、何より先生方のつくる製品が本当においしかったです。先生の模範実技で感じたことや授業中に気づいたことはノートにまとめ直して、その後の実習でも使っていました。
パティシエ・シマ
日本フランス菓子界のトップパティシエの1人、島田進氏が展開する老舗。クレームアンジュ、クレームブリュレ、石畳(生チョコ)など数々のフランス菓子を世に送り出し、気軽にパティスリーで買えるようにしたのは、じつはパリより東京が先。このお店がブームの火付け役。常に40種以上の生菓子と30種以上の焼き菓子が並ぶ東京の名店には、遠方からもたくさんのお客さまが訪れます。
お菓子を通じてフランスの豊かな食材・食文化を日本中の人に届けたいという島田進氏の活動は高く評価され、2005年フランス政府より農事功労章シュバリエを受勲しています。
~内海さんのオススメ・スイーツ~○クレーム・シマ:その名に『シマ』を冠するクレーム・ブリュレ。内海さんの家族みんなも大好きなんだとか。
ちなみに「お父さんがよく買いにきます。常連化してるのがちょっと恥ずかしい」とひとこと。
○クレーム・アンジュ:同じくパティシエ・シマのスペシャリテ。フランス産フロマージュブランとフランボワーズのソース。